修学・進路選択および心身の健康等の支援に関すること

学生支援に関する基本方針

本学では、学生が身体的・精神的に健康で、経済的にも安定し豊かな学生生活が送ることができるよう、様々なサポート態勢を整えている。
修学面、生活面、健康面、経済面、進路、課外活動などについて適切な支援を行うことができる体制と、豊かな人間性を養うことができる環境の整備で、これらは学生委員会が中心となり取り組んでいる。

  • 1. 学生が経済的に安定し、学生生活を維持できるように、独自の経済的支援態勢を整え実行する。
  • 2. 学生が主体的に学び、良き医療人となるために様々な修学支援態勢を整えると共に、修学支援を行う。
  • 3. 学生が心身ともに健全で安全で豊かな学生生活を維持することができるように、健康管理、心の健康に関する支援を行う。
  • 4. 学生が主体的な人間形成を促進するために、学生自治活動、サークル活動などを活発にするための支援を行う。
  • 5. 学生が適切に進路決定できるように、就職支援体制を整えると共に、キャリアサポートの充実に努める。
  • 6. 学生が修学上不利益を被ることがない様にするため、ハラスメントの防止と対策に関して積極的に努める。

修学・進路選択および
心身の健康等の支援に関すること

1. 担任・チューター制度

本学は、各学科・学年に複数名の担任教員を配置し、学生の学修や生活、進路等の支援、アドバイス等を行っています。これに加え、学生数名につき教員1名の割合でチューター教員を配置し、よりきめ細かな支援体制をとっています。

2. なんでも相談

学習支援センターの機能として「なんでも相談員」を配置しています。「なんでも相談員」は各学科及び事務センターの教職員が務めており、学生は所属学科の教職員に限らず、話しやすい相談員に相談することができます。
相談事項の解決に向けて、相談員が対応可能なアドバイス等を行ったり、適切な学内組織・部署へ引き継いで対応にあたります。

3. 心理カウンセリング

週1日、心理カウンセラー(公認心理士、臨床心理士)が来校し、学習、対人関係、進路、職業適性などの相談に応えています(予約優先制)。

5. 総合補償制度 「Will2」(取り扱い団体:日本看護学校協議会共済会)

本学では入学時に全学生が総合補償制度「Will2」に加入します。これは、医療専門職教育における事故防止とその対策を目的とし、以下の補償内容が含まれています。

<補償概要>

A.自身のけがに対する補償 実習中を含めた学校管理下(敷地外も可)の傷害事故
■学校が定める登校日のみ対象
B.第三者に対する賠償責任への補償 国内外24時間、1事故1億円限度(情報機器内のデータ損壊は1事故500万円限度)
C.実習中の感染事故予防の補償 国内外の臨地実習中、感染予防・検査費用として50万円を限度とする実費
(ただし、医師等の指示又は指導に基づくものに限る。)
D.共済制度 感染補償のほか、実習中に遭遇するリスクの中で保険金の支払い対象とならない場合の見舞金等
(10万円限度)

保障対象になる事由が発生した場合の対応や、保険対象となるかどうかの相談は、事務センターで受け付けます。

6. 奨学金・修学支援制度

(1)日本学生支援機構の貸与奨学金

学業に優れた学生であって経済的理由により修学が困難な者に対して、貸与型の奨学金制度が設けられています。卒業後に、返還(返済)が始まります。
貸与された額や返済期間により、毎月の返還金額が異なります。
貸与型奨学金を希望する場合は、本学で行う説明会に必ず参加してください。

(2)高等教育の修学支援新制度

この制度は新たな国の政策として2020年(令和2年度)から始まり、本学はその対象校になっています。学業に優れた学生であって経済的な理由により修学が困難な者に対して、「給付型奨学金」と「入学金・授業料減免」(実験実習費及び施設設備費は対象外)の両方を一体で受給できる制度です。
上記(1)の貸与型よりも、家計の所得制限(前年の所得額の基準)及び成績要件(所属学科・学年の上位1/2以内)が厳しく設けられています。所得に連動して給付・減免額の増減又は打ち切り、成績要件によって打ち切りになることがありますので、制度の趣旨を十分に理解した上で利用するようにしてください。
この制度を希望する場合は、本学で行う説明会に必ず参加してください。

(3)その他の奨学金

各自治体が設けている理学療法士・作業療法士養成校向けの奨学金、民間の奨学金がさまざまあります。本学に郵送された奨学金案内については、掲示でお知らせします。

(4)本学独自の奨学制度

  •  1.
    一般入試スカラシップ制度

    一般選抜入試A日程で特に優秀な成績の者をスカラシップ生として認定し、スカラシップ生Aに対して初年度年間授業料相当額を、優秀な成績の者(スカラシップ生B)に対して初年度年間授業料の半額相当を給付します。

  •  2.
    指定校推薦スカラシップ生制度

    本学が指定する高等学校で、かつ本学が指定する学習成績の状況(評定平均値)を満たし高等学校長から推薦された方が入学を決定した場合、指定校推薦スカラシップ生として認定し、入学金の一部を給付します。(推薦条件等詳細は、各高等学校に通知します。)

  •  3.
    社会人学び直し支援スカラシップ制度

    本学が行う総合型選抜入試、社会人選抜入試及び一般選抜入試において、本学に入学を希望する満年齢20歳以上の社会人が、当該入学試験に合格し入学した場合に、社会人スカラシップ生として認定し、入学後に150,000円を奨学金として給付します。
    本制度の対象となる社会人とは、満年齢20歳以上の者とし、次のいずれかの項目に該当する者とします。

    • ① 高等学校(中等教育学校の後期課程を含む)を卒業した者
    • ② 通常の課程による12年の学校教育を修了した者
    • ③ 学校教育法施行規則第150条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められた者
  •  4.
    自宅外通学者スカラシップ制度

    入学当初より自宅外通学が必要で、かつ賃貸による住宅費用が本人又は学費負担者に生ずる場合に、所定の申請によって適用されます。
    月額給付額は、共益費等を除く家賃相当額の半額(上限3万円)、給付期間は入学後2年間に限ります。
    休学、成績の著しい不良等があった場合は、給付を停止します。
    本制度と下記「(5)通学費用補助制度」を併用することはできません。

  •  5.
    通学費用補助制度

    1か月の通学定期代が10,000円を超えた分を本学が負担しています(本学の月額負担上限は10,000円)。年間8か月分とし入学後3年間を上限に給付します。
    〔例〕 JR琵琶湖線 京都駅―能登川駅(1か月の通学定期代11,600円)の場合11,600円―10,000円=1,600円を本学が負担します。